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飛ぶ劇サイトの調子が悪い時のための代わりの日記

東京

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東京

今度、飛ぶ劇場のオーディションがあるので、オーディションのことを何か書こうと思ったのですが、毎年この時期になると飛ぶ劇場のオーディションのことを書いているので、大概もうネタがありません。なので今回は、僕が過去に受けたオーディションのことを、何か書こうと思います。

20代前半の頃、僕は東京に住み、小さな芸能プロダクションに俳優として所属し、オーディションを無数に受けていました。ちょうどトムクルーズのラストサムライの撮影が始まる頃のことで、ラストサムライのオーディションの話もあったのですが、僕は馬に乗れないので受けられませんでした。馬に乗れるエキストラの募集だったからです。

オーディションの話はプロダクションの方が持ちかけてくれるのですが、オーディション会場までは当然自分で行かなくてはならないので、交通費がかかります。バイト代がどんどん交通費に消えて行きます。東京のいろんな所を見て回れるので、そういう部分で楽しめればよかったのですが、当時の僕にはそのような心的余裕はなく、交通費と生活費の計算ばかりやっていました。

1000円弱の交通費を使い、1時間前後移動に時間をかけてオーディション会場に向かいます。当然、オーディションを受けるのは僕だけではないので、他の参加者の方がオーディションしている間は、待ちます。長い場合は2時間以上、待ちます。「ゴドーを待ちながら」をまるまる1本観劇できるくらいの時間、待ちます。もう帰ろうかなあと思いはじめた頃、ようやく呼ばれて、面接やちょっとした演技を5分程度行い、結果は後日、と言われ、また1000円弱の交通費を使って、1時間前後移動に時間をかけ、家に帰るのです。

僕に技術や華がないだけかもしれませんが、1年間オーディションを受け続けて、実際に仕事に結びついたのは2本でした。1つが連ドラの端役で、1つがコンビニの社員教育研修ビデオの撮影でした。

コンビニの社員教育研修ビデオのオーディションは、銀座で行われました。都内にしかないコンビニで、運営している会社が銀座にあったのかもしれませんが、もう忘れました。ひたすら縦に長い建物が並ぶ町に、場違いだなあと思いつつも、僕はオーディション会場に向かいました。予定より早く銀座に着いたのですが、銀座で喫茶店なんかに入ってしまったら、コーヒー1杯でけっこうなお値段になってしまうので、場違いな町を歩き続けて時間をつぶしました。

オーディションでは演技はせず、面接だけ行いました。後日、僕に決まったという旨の連絡がきました。やったーと思いました。さらに後日、台本がFAXで送られてきました。僕のうちにはFAXがなかったので、近所のコンビニの複合機のFAX機能を利用し、台本を受け取りました。僕が勝ち取った役は、「ダメなアルバイトの佐藤くん」という役でした。社員教育研修ビデオなので、働きぶりの悪い例として、ダメなアルバイトの佐藤くんが登場するのです。面接で、「あぁ、こいつの働きっぷりは、だめそうだなあ。」と思われたんだな、と思いました。

撮影は深夜、閉店時間後のコンビニで行われました(24時間営業ではなかったので)。2日間、朝まで撮影して、出演料として数万円をいただきました。そのお金でおいしいものを食べに行きました。何を食べたのかはもう忘れましたが、とてもおいしいものを食べました。僕はプロダクションを辞めました。東京という町にも僕はあまりなじめず、意気揚々と上京したものの、東京自体、2年でその地を去ることになります。そして、


飛ぶ劇場に入団しました!


何が言いたいのかと言うと、飛ぶ劇場の劇団員オーディションが3月末にあるので、みなさん是非受けにきてください!

 

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