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自転車の調子が悪く、ギアがうまく噛み合っていないのか、ペダルを力一杯漕いでも、ガタガタっとなってスピードが全然乗りません。なので坂道が登れません。がんばって漕ごうと思っても、がんばりがギアに伝わらないので、坂道の途中で止まってしまいます。押して歩く他ありません。もう5年以上、まともなメンテナンスをせずに乗り続けているので、ギアのでこぼこがすり減って、噛み合うものも噛み合わなくなってるのかもしれません。
めんどくさいので、そのまま乗っています。パンクなんかした場合は、自転車屋に行かないと乗れたもんじゃないので、仕方なしに行くのですが、スピードが乗らないっていうのは、スピードを出そうと思わなければ支障がないわけで、めんどくさがりの僕にとっては、自転車屋に行く煩わしさの方が優先してしまい、行っていません。
というわけで、最近は自転車をおじいさんのように漕いでいます。
おじいさんのように自転車に乗るメリットがないわけではありません。
・6月の道路交通法改正で、自転車に関する取り締まりが強化されたことに伴い、交番の前でおまわりさんが毎朝目を光らせているのですが、おじいさんのように自転車を漕ぐ僕を、おまわりさんは呼び止めない。
・歩行者信号が点滅して、急いで渡り切りたいと思っても、急がない。正確には、急ごうにも急げない。スピードが乗らないから。だからおまわりさんに呼び止められない。
・おじいさんのように自転車を漕ぐので、イヤホンをして音楽を聴いても、なんだか様にならない。下手したら補聴器の類いと勘違いされてしまう。だからアイポッドで音楽を聴くのもやめた。そしておまわりさんに呼び止められない。
というように、おまわりさんに呼び止められないメリットを挙げてみましたが、スピードが出ないことのフラストレーションの方が圧倒的にでかいです。別にギュンギュンにスピードを出して滑走したいというわけではなく、スピードを出そうにも出せない状況が嫌なのです。ギアがガタガタっとなると、本来なら足からペダルに伝わるはずのエネルギーが、なんだかお腹の辺りで行き場を失ってわだかまってしまい、腹痛を起こします。自転車の調子が悪いと、僕のお腹の調子も悪いのです。
なので自転車屋に行くべきなのですが、もし行って、買い換えないとどうしようもないなどと言われてしまったら、予定外の出費をすることになってしまい、新調するならかっこいいマウンテンバイクがよく、カタログを取り寄せ、あれでもない、これでもないと数日間吟味して、最終的にけっこうなお値段のするマウンテンバイクが欲しくなってしまい、けっこうなお値段のものを買うためには奥さんへ購入申請書(どれくらいその商品がほしいのかということを、原稿用紙3枚程度にしたためた物)を提出して、許可をもらうという手続きを踏まねばならず、そういうあれこれが今は本当にめんどくさいと感じています。
僕が感じているめんどくささというのは、今まで当たり前にできていたことが、何かの拍子にできなくなってしまい、その改善ために時間やお金がかかることに対する不毛感のようなものだと思います。でも歳をとるにつれて、身体にガタがきたり、体力が衰えたりして、どんどん当たり前にできていたことが、当たり前ではなくなっていくのでしょう。歳を取るのって本当にめんどくさい。
何が言いたいのかというと、7月22日は僕の誕生日でした。プレゼント、受け付けます。
先週末、ザリガニ釣りに行きました。
前の日から、明日はザリガニを釣りに行こうと決めていたのですが、その日はなんだか、みんなダラダラしていて、昼寝とかもして、結局ザリガニを釣りはじめたのは18時を過ぎてからでした。日が長くなったので、18時を過ぎてもまだかなり明るく、1時間くらいは遊べるだろうと思いました。
夜宮公園の池で釣ることにしました。まず、釣竿にする棒を拾いました。糸と、スルメと、ニボシは用意したのですが、竿を持っていなかったからです。いい感じの長さの木の枝を僕が拾い、奥さんに渡したら、「悪い天気みたいね。(※1)」と言いながら振り回し、折りました。僕が不機嫌になりました。その後、適度な長さの棒を3本拾い、事なきを得ました。
※1 悪い天気みたいね。…「悪い天気」は、岡山県出身の北九州市民、藤原達郎の書いた戯曲。2014年、希望の大地の戯曲「北海道戯曲賞」大賞を受賞。棒を振りまわすシーンがある。折れる。
池の周りを歩いていると、水中にでかいカメがいるのが見え、「おい、カメもいるぜ。」とテンションが上がりましたが、上がったのは僕だけのようで、奥さんと子どもにスルーされました。先客が2組いて、おばあちゃんとお母さんと子どもの3人連れと、10歳くらいの小学生が2人でした。奥さんが持ち前の社交性を発揮して「釣れますか?」などのコミュニケーションをとりました。僕は景色を見るフリをしてやり過ごしました。小学生はザリガニ釣りにはもう飽きていて、カメをアミですくおうとしていました。でも、アミがカメの重さに耐えられず、けっこうな高さからカメが落下していました。災難だな、と思いました。
場所を陣取り、釣竿の準備をはじめました。子ども(6歳)は、小学生たち(推定10歳)に混ざって、夢中でカメを追いかけました。6歳は、僕(34歳)がカメへの興味を促してもスルーしたのに、10歳の誘いには容易に乗っかりました。このことから、「カメ」という媒介を通した、6歳と10歳と34歳のコミュニケーションについて語ることができると思うのですが、それはまたの機会にします。今は釣り。
棒に糸を結び、先端にニボシをくくりつけ、準備完了です。
釣竿が完成すると、さすがに子ども(6歳)もこちらの陣地に戻ってきて、釣竿をひったくって池に糸を垂らしました。ニボシが沈みません。オモリが必要だということにその時気づきました。子どもは「あ、この状態じゃ釣れねえな。」ということを敏感に察知して、釣竿を投げ捨て、また小学生たち(10歳)の陣地へ遊びに行きました。
親子連れは早々に帰って行きました。もう晩御飯の時間です。小学生たちは門限を気にしつつも、まだカメを追いかけています。藤原家は、オモリとして小石を糸に固定しようと悪戦苦闘していますが、小石は糸の間をスルリところげ落ち、うまく固定できません。イライラします。そんな僕のイラつきが奥さんにも伝染したのか、奥さんもイライラしました。藤原家は、イライラしました。小学生の釣竿をチラ見したら、小石をビニールテープでぐるぐる巻きにして固定していました。さすがです。
門限の過ぎている小学生たちは、親に怒られるのをおそれて、帰ることにしたようです。帰り際に「この釣竿、あげます。」と言って、自分たちが使っていた釣竿をくれました。なんてやさしい小学生たちなのでしょう。藤原家は小学生の釣竿をひったくり、夢中でザリガニ釣りを楽しみました。真っ暗になる19時半くらいまで遊び、ザリガニが1匹釣れました。今それを、飼っています。
何が言いたいのかというと、今の小学生はやさしいので、日本の未来は明るいと思います。
銀歯がとれたので、歯医者に行きました。僕は歯医者に行くのがめんどうで、数年前に前歯の詰め物が取れたのですが、その時は「まあ、いいか。」と思って、そのまま放置していて、今回は右上の奥の銀歯がとれて、そもそもなんで銀歯がとれたのかというと、自然と、なんとなくとれたわけではなく、ちゃんと理由があって、2週間前に、農事センターという、牛とか、馬とか、鶏とか、「農」と関係の深そうな生き物と触れ合える所に遊びに行った時に、あ、まずその前日に、子どもの友達がうちに宿泊しに来ていて、その友達は保育園の時の友達で、小学校が別々になった今も交流があり、あ、前歯の詰め物がとれた翌年くらいに、歯茎に埋まった親知らずが炎症を起こしてアゴが腫れたことがあって、その時にも歯医者に行ったことを今思い出しました。もっと思い出すと、10年くらい前の七夕の時期に虫歯が痛んで、短冊に「虫歯が自然に治りますように。」と書いて飾っていたら、それをキコさんに見られ、「虫歯は自然には治りません。うちの歯科に来なさい。」というメールが来て、治療に通ったのを覚えています。それはともかく、子どもの友達も一緒に農事センターに遊びに行き、農事センターで友達のお母さんとも合流し、みんなで楽しく昼食を食べ、あ、昼食はサンドイッチとかを、友達のお母さんが持って来てくれて、藤原家は何も用意せず、卵のとか、ソーセージのとかを食べて、あときなこのお餅もあって、あれ、おはぎだったかな、忘れました。とにかく大変おいしくて、楽しい昼食を終え、昼食後のおやつで食べたハイチュウに銀歯を持っていかれました。ハイチュウの粘着力に銀歯が負けました。
物を食べても患部は痛くなかったのですが、さすがに「銀歯はなあ。」と思い、歯医者に行くことにしました。行きつけの歯医者はないので、奥さんと子どもがお世話になっている、カバのマークの歯医者に行くことにしました。歯医者に電話をしたら、「とれた銀歯を持って来てください。」と言われました。再利用するのです。さいわい、とれた銀歯は飲み込まずに吐き出して、洗って保管していたので、持って行くことにしました。
久々に歯医者に行ったので、歯医者は女性の職員さんが多いということを忘れていました。院長先生以外は、おそらく衛生士さんだと思うのですが、みなさん女性の方でした。初対面の女性の方に、仕事とはいえ、きれいとは言えない口の中を見られるのは、この歳になると恥ずかしいものなのだな、と思いました。僕は職場の自分のゴミ箱の中を、他の人に片付けられるのも恥ずかしい年頃です。
ふせえりさんに似た衛生士さんが、僕の口の中をあれこれやってくれ、銀歯は無事、元に位置に収まりました。でも他にも虫歯ができていて、しばらく通うことになりました。
何が言いたいのかというと、俺はもうハイチュウは食べません。