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(前回までのあらすじ)小向美奈子さんの映像作品を見ました。
ロビーに降りると、すでに道庁のOさんと島田さんが待っていました。「すみません。すみません。」と平謝りしました。ペイチャンネルなんか見てる場合じゃありませんでした。
Oさんの案内で、公演会場の「かでる2・7」に向かいました。道すがら、島田さんと朝食バイキングの話をしました。1日たって、お互い、人見知りも随分なくなってきたのです。「朝ご飯、食べましたか?」「えぇ、食べました。」といった具合です。慣れたもんです。
島田さんが、「藤原さん、『カツゲン』て、飲みましたか?」と言いました。飲んでいなかったので、「何ですか、それ?」と聞きました。どうやら朝食バイキングの飲み物のコーナーにあったようです。牛乳より少し黄色っぽい飲み物で、島田さんは飲んでみたそうなのですが、似た味が思いつかず、なんとも表現しにくい味がするのだそうです。僕は牛乳だと認識して、スルーしたんだと思います。北海道ではメジャーな飲み物のようで、Oさんは子どもの頃、よく飲んでいたそうです。明日、飲んでみようと思いました。
前日で雪祭りは終了していたのですが、今日から雪像の取り壊し作業が始まっていました。結局、雪祭りはちゃんと見られなかったのですが、取り壊し作業自体も観光の対象になっているようで、わざわざ壊す日にやって来る人もいるのだそうです。取り壊し作業には自衛隊も出動します。壊すのです、自衛隊が、雪像を。作業が始まっているのか、人だかりができていて、その様子を横目に見ながら歩きました。
赤れんが庁舎(北海道庁の旧庁舎)の前を通って行きました。レンガ造りの建物で、観光スポットの一つなのだそうです。入口の門の所に、3〜4mくらいの大きさの雪だるまがありました。帰って子どもに見せてやろうと思って、歩きながらスマホで写真を撮りました(まだ見せていません。今まで忘れていました)。
赤れんが庁舎の奥に、現在の北海道庁舎があります。ものすごく大きい建物です。道内の、すべての庁がその建物に入っているということを、Oさんが教えてくれました。だから大きいのか、と思いました。けっこう古い建物だそうで、確かに、全体から年期が感じられます。Oさんの案内で、道庁の中に入り、反対側から抜けました。「かでる2・7」への近道なのだそうです。道庁のOさんならではのショートカットでした。
道庁を抜けると、目の前に植物園が見えました。北海道大学のものなのだそうです。「そういう、学科があるんですか?」と、僕が聞きました。Oさんが「あるんでしょうねえ。」と言いました。島田さんが、うなづきました。誰も正確なことがわかりませんでした。
道庁から歩いてすぐに、Oさんが「あれが警察本部です。」と教えてくれました。縦にとても大きい建物で、小倉北警察署を思い出しました。道庁とは対照的に、こちらは真新しさが目立つ建物です。お世話になる予定はないので、通り過ぎました。
島田さんが「『かでる2・7』の『かでる』って、どういう言葉なんですか?」と聞きました。Oさんが「『まぜる』とか『ふくむ』というような意味を持つ、北海道の言葉です。」と教えてくれました。島田さんは、うなづきました。僕は、実は「2・7」の方が気になっていたのですが、聞くタイミングを逃しました。創立された日かな、と勝手に納得しました。(かでる2・7のサイトには、ちゃんと由来が載っています。住所です)。
Oさんが知り合いとすれ違ったようで、あいさつをしていました。「今日は何?アイヌのあれ?」と聞かれて、「いいや、演劇の。」と答えていました。「アイヌのあれ」ってなんだろうと思って、聞いてみました。Oさんが「かでる2・7は公共のホールなので、アイヌの集まりなんかも、行われたりするんですよ。」と言いました。「あれ」は、「集まり」でした。「あれ」が何なのかがわかったことで満足してしまい、アイヌの集まりで何が行われるのかは、聞くのを忘れました。
かでる2・7に着きました。入り口の所に、1メートル半くらいの雪だるまが2つ並べてありました。僕が、「これ、冬の間中、溶けないんですか?」と聞きました。Oさんが「そうですね、3月中旬くらいから、徐々に溶けはじめます。」と言いました。溶けはじめた雪だるまは、もの悲しい気がして見たくないな、と思いました。子どもやなんかに一気にこわしてもらいたいと思いました。
小屋入りしました。
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